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噛み合わせを治すための矯正治療

矯正治療で噛み合わせを改善しましょう

矯正治療というと、歯並びを整えて見た目を改善する治療だと思われがちですが、見た目と同時に噛み合わせも改善できます。矯正装置を使ってズレている歯と顎を正しい位置に徐々に動かしていき、綺麗な歯並びと正しい噛み合わせが手に入るのです。

~歯を抜かずに治療します~

矯正治療ではジャマになる歯を抜いて歯並び・噛み合わせを整えることがありますが、当院では、たとえ歯並びを整えるためであっても抜歯は一切行いません。矯正治療はそもそも、歯の「センサーとしての機能」を正常にするためのもの。その歯を抜くということは、センサーを失うことになるのです。

吉見歯科医院の矯正治療

歯並びを治す治療法は、1つだけです。

術前

小学校5年生で来院された患者様です。顎が未発達で犬歯の生えるスペースが全くありませんでした。放っておけば前歯が噛まなくて広がっていくオープンバイトになるところでした。

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    術後

    3年くらいかけて成長発育を促しました。顎の成長発育を邪魔している因子を取り除き、低かった噛み合わせを高くして横に広げました。

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抜歯せずに噛み合わせを整えるために

実は、正しい噛み合わせの人というのはかなり稀です。その理由を語るうえでは人類の成長の起源をたどる必要があります。私たちの祖先は、四足歩行から二足歩行に移行する期間(約400~500万年前)に脳の容量が4~5倍近く大きくなりましたが、素晴らしい頭脳と引き替えに下顔面部の未発達というハンデを負ってしまいました。そのハンデは現代にも持ち越され、「小さくなった上下顎の骨にあまり小さくなっていない歯が無理に並んでしまっている」というのが現代人の歯並び・噛み合わせなのです。

たとえるなら、公園の3人掛けのベンチに体の大きな力士が3人腰掛けているような状態です。まともに座れるはずがありませんね。無理に座ろうとすれば、真ん中の力士が両側の力士の膝に乗っかる状態にならないときちんと座れません。これが不正咬合であり、現代人の歯並びの実態です。私たちの噛み合わせの状態は、正しいところで噛んでいることのほうが稀なのです。(顎関節はかみ合わせで治るの項目で既述。)

Ⅹ線ラテラルセファロ分析は、上記の骨と歯のサイズの差異=ポステリアーディスクレパンシーの影響の度合いを正確に測定できるツールなのです。その測定結果を具体的に数値でお見せすることができます。現時点の現症と、どこが成長の障害となっているのか、その補償、代償作用がどのように起きているのかなどを説明します。トータルに将来的の起こるであろう問題点などもある程度予測もできます。

MEAW(Multiloop Edgewise Archwireマルチループ・エッジワイズ・アーチワイヤー)

当院では根本的な原因を解決し、比較的短期間(1~2年)に矯正治療を完了させるために、MEAWを採用しています。

メーカーの従来のワイヤーでは、患者様一人ひとり異なる噛み合わせを治療するのに大変な時間が必要でした。既成のワイヤーをただ入れるだけではまったく効果がでないこともあったほどです。歯は本来x.y.z.軸の3次元の方向に移動ができなければいけません。

そこでアメリカのタフツ大学名誉教授であるDr.Kimが開発したのがMEAW(ミアウまたは、ミョー)テクニックです。その後、技術完成、学術的証明させたのは神奈川歯科大学 佐藤貞雄教授です。このテクニックを精密に患者様の個々の状況に合わせてその場でカスタマイズしていきます。MEAWは一本一本の歯に、個別に3次元の方向の移動を可能とした唯一のシステムです。それぞれの歯の最適な移動を一度に全部の歯に実現できるため、治療期間が比較的短期間でできるのです。

症例紹介

小児①

このままだと放っておいたら前歯が叢生のままで顎関節症になっていました。発育を引き出して、顎関節の可能性を消しました。


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小児②

小学校5年生で来院された患者様です。このままだと極度の出っ歯になっていました。3年で抜歯をしないで治しました。


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成人①術前

35歳で矯正をスタートした例です。

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    成人①術後

    抜歯をせずに矯正をし、1年で治りました。

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成人②術前

受け口が悩みで来院された患者様です。以前他院で矯正をされていましたが、何も変わらなかったそうです。

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    成人②術後

    結果として1年とマイナス1日で治りました。

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成人③術前

斜頸で顎もずれていた例です。

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    成人③術後

    結果として1年とマイナス1日で治りました。

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ミニコラム~噛み合わせは遺伝よりも後天的な影響が強い?~

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