顎関節症は噛み合わせの改善で治る｜顎関節症治療ガイド

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顎関節症は噛み合わせの改善で治る

顎関節症は噛み合わせの改善で治せます

吉見歯科医院では、顎関節症の主な原因である噛み合わせの改善に力を入れています。顎に違和感や痛みがある方は、噛み合わせがズレている可能性があります。一度当院までご相談ください。

噛み合わせを理解するには、人類の進化発達を考慮しなければなりません

実は、正しい噛み合わせの人というのはかなり稀です。その理由を語るうえでは人類の成長の起源をたどる必要があります。

私たちの祖先は、四足歩行から二足歩行に移行する期間（約400～500万年前）に脳の容量が4～5倍近く大きくなりましたが、素晴らしい頭脳と引き替えに下顔面部の未発達というハンデを負ってしまいました。そのハンデは現代にも持ち越され、「小さくなった上下顎の骨にあまり小さくなっていない歯が無理に並んでしまっている」というのが現代人の歯並び・噛み合わせなのです。

たとえるなら、公園の3人掛けのベンチに体の大きな力士が3人腰掛けているような状態です。まともに座れるはずがありませんね。無理に座ろうとすれば、真ん中の力士が両側の力士の膝に乗っかる状態にならないときちんと座れません。これが不正咬合であり、現代人の歯並びの実態です。私たちの噛み合わせの状態は、正しいところで噛んでいることのほうが稀なのです。

顎関節の動きを詳細に分析し、記録するためにCADIAX（※）を使った治療を行っています。CADIAXを用いて患者様の顎関節の動きを3次元的に分析するほか、頭蓋を含めた頚部から上の骨格をラテラルセファロにより詳細に分析することで骨格や歯並びの不調和を突き止め、矯正や義歯、インプラントなど考えうるすべての治療を駆使して、健全な顎関節の状態に誘導していきます。

※CADIAX（キャディアックス）

顎機能咬合診断診療プログラム。患者様一人ひとりの細かな顎関節の動きを分析・測定するシステム。